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 作品とその音について
(1998/8/15)


なんだかこの「動画の部屋」どんどん色々な人を巻き込んで話が大きく?なっていってるよーな気がする。気のせいか?まぁいいか(^^;)。

さて、今回は作品の音の話。 私は常々映像と音は親密な関係にあると思ってきました。もちろん映像と音は単体でも存在しうる物ですが、お互いに関係しあって新しい作品となるのでは?と。映像と音が見事に溶け合った作品(これも主観的ですけどね)を見るとたまらなく幸せになります。
この映像と音の快感を求めて私は作り続けているのかもしれません(危ないなぁ(^^;))

さて、この「快感」を一番自己完結していてコントロールし易いのは、もちろん自分で映像も音もイメージ出来る事。が、しかし天はそんなに沢山の才能を与えてはくれません(たまに例外もあるようですが)。SIMは音を作る才能に関しては全然ありません(キッパリ)。以前やむなき事情で自分で何本かの作品で音を作った事がありますが(それがパソコンを買い、通信を始めるきっかけではあったのですが)あまりの才能の無さにあっさりあきらめ、今は全然やっていません(笑)。

では、1983年から始めた自主制作で音をどうしていたか?というと、殆どがいわゆる既存の曲を使ってきました。当然これはイケナイ事です。ただ、今はともかくその頃はまだ音を作ってくれるあてもなかったという事情もあります。
「円環の水魚 Ver.1」では偶然にもイメージの合う音があったので、素材集の音を使って著作件はクリアしましたが、いかんせん短すぎました(^_^;)。『あっという間に終わってしまうぞ〜』という感想を多々頂きましたし、本人ももっと長くして構成も最初から練り直したいと思っていました。

私はどうも映像だけ最初に発想するのが苦手?で、音を聞いた印象で作品を発想する事が多いようです。または「こんなタッチで映像を作ったらどうだろう?」と絵柄から入る事もありますが、どちらかというと”音のイメージの力”を借りて作品を作っている事が多いです(^_^;)。←あぁ他力本願ね

元々この「円環の水魚」には前述の通り”発想の素”となった曲がありました。(もちろん著作件の問題があったし、その曲は少々長すぎたので使いませんでしたが(^^;))
今回、長くして作り直すにあたってどうしよう?と悩んでいた所、同じアニメーション80の中西義久さんより、音を作ってくれる方を紹介して頂ける事になりました。

(続く)

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